病原体

性病は寄生虫・細菌・ウイルスなどの病原体に感染することで起こる病気で、主に性行為や疑似性行為などが原因で人から人に伝染します。自分が性病に感染しているということは、パートナーや他の人も同じ病原体に感染していることを意味します。性病の中には患部に接触をするだけで簡単に感染する場合があるので、どこで誰から病気がうつされたのかがハッキリしないケースも少なくありません。このため、もしも性感染症の症状が出た場合は必ず病院に行って受診するようにしましょう。

性病の病原体の特徴と感染経路について知っておきましょう

一般的に伝染病は病気を引き起こす病原体が存在し、誰かほかの人からうつされなければ病気になることがありません。伝染病には多くの種類があり、病原体ごとに症状や感染力に違いがあります。風邪やインフルエンザのように飛沫感染をする病気もありますし、食べ物を通して感染するような病原体もたくさんあります。性病の病原体は主に性行為または疑似性行為によって人から人に感染するという特徴があり、性感染症とも呼ばれています。

性感染症の病原体は性行為の際に他の人に感染することが知られていて、インフルエンザや水疱瘡のように飛沫感染や空気感染をすることはありません。この理由は性病を引き起こす病原体の多くは非常に弱く、宿主(人体)を離れて空気中や水中に放出されると短時間で活性を失って死んでしまうからです。性行為をすると性器や他の部分の粘膜が直接接触をするので、性分泌物が空気中に出ることなく他の人の体内に入ります。空気中や水中では着続けることができないような弱い細菌やウイルスでも、性行為を通して容易に他の人の体の中に侵入して感染をしてしまいます。

性病は性的な接触が原因でほかの人にうつる病気ですが、病原体ごとに具体的な感染経路に違いがあります。感染が起こる主な経路・感染源として、性分泌液などの体液・血液・粘膜の細胞・粘膜以外の皮膚の接触の3つが挙げられます。一部の、病原体は人体を離れても水分があればある程度の時間は生き続けることができるので、性的な接触以外でも他の人にうつる可能性があります。病気にかからないようにするためには、感染経路を理解した上で有効な予防対策を講じることが大切です。

感染力が弱い病原体であれば皮膚や粘膜が接触しても感染することがなく、血液や体液に接触をしないとうつらない病気があります。性分泌液や血液を通してうつる性感染症には、HIV(エイズ)やB型肝炎・C型肝炎などが知られています。これらの病原体(ウイルス)は血液中に多く含まれているので、性行為の際に体液や血液を通して他の人の体の中に侵入します。ちなみに性分泌液(精液・膣分泌液)や血液には多くの病原体が含まれているので、血液や体液に接触をするとほとんどの種類の性感染症がうつる危険性があります。

体液や血液に触れなくても、粘膜の細胞を通して他の人に伝播する性感染症も知られています。性器・直腸・口の中・喉(のど)・眼球などは表面が粘膜に覆われて保護されていますが、一部の病原菌は粘膜の細胞に感染して増殖をすることが知られています。このため、性行為などの際に感染者の粘膜と接触をするだけでうつる危険性があります。粘膜が接触するだけで感染する病気は、クラミジアや淋菌などです。これらの病原体は精液や膣分泌液に触れなくても粘膜同士が触れるだけでうつるので感染力が強く、たった1回の性行為でも感染が起こる危険性があります。

感染力が強い病原体であれば、粘膜以外の患部に触れるだけでも他の人に感染する危険性があります。病変部の皮膚(患部)から排出される膿などに接触をするだけで感染する危険性がある性病には、梅毒・尖圭コンジローマ・ヘルペスなどが知られています。梅毒は感染初期に皮膚の表面にしこりや湿疹などができ、膿が排出されます。他の人が病変部に触れるだけで感染が起こる危険性があり、性行為の際に接触をしてうつるケースが少なくありません。尖圭コンジローマはウイルスが原因で皮膚の表面に大量のイボができる病気ですが、イボの部分に触れることで病原体が他の人に感染するケースがあります。

感染経路はさまざまですが、性病は他の人からうつされる病気であることは明らかです。自分が性感染症になったら、他の人も同じ病気にかかっていることになります。病気の拡大を防ぐためには、どこで誰からうつされたのかを明らかにする必要があります。感染元を特定するためにも、他の人に病原体が伝染する経路や感染源についてを知っておくようにしましょう。

ちなみに一部の性感染症については、病院や診療所で確認された場合にはすみやかに役所に届け出ることが義務付けられています。もしもHIVや梅毒などの感染症が見つかった場合は、保健所や病院などの医療機関は感染経路を特定して都道府県に届け出なければなりません。このため、患者に対して感染経路に関する問診が実施されます。

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